2010年2月19日金曜日

ファーザーコンプレックス

 日本の典型的なファーザーコンプレックスに見られる問題とは、親の七光りで地位や富を得た人間の欠点と言える、統率力と決断力のなさ、なのである。親や祖父の威光を借りているので、より重大な問題に直面したときに、リーダーとしての決断ができなくなる。鳩山首相、普天間問題の5月先送りも同様の問題である。

トヨタ社長、公聴会欠席に批判噴出 説明不足で不信増幅も
2010/02/18 21:57
 トヨタ自動車の大量リコール(回収、無償修理)問題で、豊田章男社長が米議会の公聴会に出席しない意向を示したことについて、米議会から「豊田社長は分かっていない」(米下院監督・政府改革委員会のアイサ筆頭理事=共和)などの批判が噴出している。
 「豊田社長は、議会に会社は変わると誓約することができない地位が低い者を送ろうとしている」


 ここに至っても、自分自身が先頭に立って問題を解決しよう、という姿勢すら表せないでいる。もはや裸の王様なのかもしれない。

2010年2月6日土曜日
同族・世襲経営者の憂慮
 このような同族世襲にみるリスクとは、経営者の潜在的なファーザーコンプレックスからの影響だ。
 業績がよく、問題がないのなら、誰が経営をやっても同じである。
 しかし、問題が起こり、業績が悪化しようとするとき、経営者の能力が問われるのである。
 しかし、こんなとき、精神的な弱さが露呈することとなる。

 問題解決は優秀な技術陣が実行することであるが、それを束ねるリーダーシップと、決断力のなさが、問題をいそうこじれさせるのだ。ここに同族世襲にみるファーザーコンプレックスのリスクが潜んでいる。

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