2010年2月11日木曜日

新たなメディア登場

  Twitter は、個人への情報収集か、ピンポイントな宣伝向きで、何かを訴えるには140字は少なすぎる。シナリオライターが使う200字詰めの原稿用紙にしても、場面設定のト書きか、一人のセリフでなくなってしまう。
 日本流の「つぶやく」という解釈にしても、「めし食った」なんて面白くもない。

 しかし、ブログは「活動」という範囲が限られている。閲覧数が少ないので偉そうに言えないが……。
 それで最近、個人的につながるソーシャルメディア(利用者の情報発信から形成されるメディア)の機能はないものか、と捜していた。それがブログだと、パスワードが一つだけしか得られないので、別のグループ閲覧、としかならないのである。

 そんなときに、 Google Buzz の記事を見付けた。

「Google Buzz」──Gmailが取り込むカジュアルコミュニケーション
 Google BuzzはGmailの機能の1つとして追加される。「バズ」と呼ばれるメッセージや画像、YouTubeの動画を投稿したり、ほかのユーザーをフォローしてメッセージを閲覧できる。ユーザーやフォロワーの投稿を時系列に沿って表示し、バズに対する返信はスレッドのように表示する。投稿文字数に制限はない。コメントの公開制限をしない一般公開と、指定したユーザーのみにコメントを公開する限定公開を用意した。


 これですよ、これ!
 「投稿文字数に制限はない」とは、 Twitter のようでありながら、ブログのようでもある、ということだ。
 「メールもコメントも同じ」という解釈がいいんだね。当然のようで、なかなか発想できない。ここに「カジュアル」というキーワードがある。

 何よりも「指定したユーザーのみにコメントを公開する限定公開」ここがすごい!
 
  Twitter も、そうなんだけど、より個人へ、という流れがメディアの方向として、もう変えられないトレンドとなってしまっているのだ。
 宣伝広告も、情報発信も、より個人へ行く、ということでコンピューターがこれほどパーソナル・個人的なものとなった原理には逆らえない流れであった、ということだ。
 特に Google では商用を許しているようなので(利用規約を読んでも、そこを禁止している項目はなかった)、今までのブログの取り組みで、さらなる進化した使用ができる。

 これはメルマガに変るメディアの登場でもある。
 有料メルマガで活動してきた人たちには脅威の存在だ。

 私の場合は、有料ではなく、「寄付でのサービス」での、分析予測となる。利用者個人の分析予測か、利用者の興味のある対象人物の分析予測であろう。今度からは自分の指向でブログを書くのではなく、他人の指向でブログを書くことになる。いわば、他人のブログを書こう、というのだ。

  Google Buzz では、画像や動画も簡単に取り込める、ということで、さらに情報の個人化は進み、そこに可能性が潜んでいるはずだ。
  Google Buzz が本格化する日まで、そのときの基礎をしっかりと作っておくべことにしよう。

グーグル流ソーシャルサービス『Google バズ』開始 - Gmailで提供
>「Google Buzz」はカジュアルな会話を楽しむ場、グーグル説明会

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