2009年10月28日水曜日

データ分析で“競馬必勝法”

 世の中には、競馬をデータ分析して収益を上げているという、夢のような会社があるらしい。

1レースで数億円! 摘発された“競馬必勝法”の罪深さ 配信元:産経新聞 2009/10/25 21:32更新
 160億円もの競馬配当金を申告していなかったデータ分析会社の“必勝プログラム”が、ファンの間で話題を独占している。

 そのビルに居を構えていたのは「UPRO」というデータ分析会社だった。同社ホームページなどによると、平成17年に設立された同社の社長は英国人で、資本金1千万円の中小企業。香港に親会社があり、株式市場の分析やコンサルティングなどを手がけていたが、主な収益源は競馬で得た配当金だった。


 法人税法違反(脱税)罪容疑の英国人社長は海外逃亡と、競馬のデータ分析プログラムは謎のままだ。
 《気象条件や競走馬、騎手などの公開情報を入力し、勝率の高い組み合わせをはじき出す》そうだが、面目通りには受け取れない。その程度のものだったら現実にあるだろうし、またそれを勝ち馬につなげるのは不可能だ。この前、1位だったから、今回も1位になるとは限らない。馬体重にしても、天気にしても条件は様々に絡み合う。
 また、確率をはじき出しても連複の組み合わせは意外に多く、相当な資金がないとできないようだ。

 私も一度だけ、本命を外してオッズの高い対抗と単穴だけを買うということを、1~最終レースまでやったことがある。予算は1万円で、最後に手元に残ったのは7000円だった。オッズが低くて買わなかったレースもあるが、値段の高い競馬予想の新聞でも確かと言えるものでもない。本命を外したのはオッズが低かったからだ。元返しでは賭ける意味がない。

 《公開情報を入力し、勝率の高い組み合わせをはじき出す》
 《気象条件や競走馬、騎手などの公開情報》を分析しても、それは過去の数値でしかなく、『勝てる期待値』にもなっていないのが現状だ。
 分析した数値を言語分析化すれば期待値が出るかもしれない。

 なんて――株で痛い目にあった過去を忘れて、またしても夢のようなことを言っている。
 でも、やってみたい気はする。

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